[速報]Google Container Engine発表。Dockerコンテナを実行しKubernetesで管理するクラウドサービス

2014年11月5日

Googleは11月4日(日本時間5日)、サンフランシスコでイベント「Google Cloud Platform Live」を開催。Dockerコンテナ上でアプリケーションを実行し、それをKubernetesで管理するクラウドサービス、「Google Container Engine」(略称はGKE。Google Compute Engineの略称GCEとかぶるためにGKEになったのだと思われます)を発表しました。

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これまでIaaS型のクラウドでアプリケーションを実行するには、仮想マシンのインスタンスを起動し、OSをインストールし、ネットワーク環境などを設定したうえでアプリケーションをインストールする、といった手順を踏む必要がありました。

Google Container Engineは仮想マシンではなくDockerコンテナを提供するクラウドサービス。Dockerイメージを展開することで、仮想マシンよりも容易かつ素早くアプリケーションをクラウドで実行できます。

Google Container Engineには最初からKubernetesによるDockerコンテナの管理機能が備わっているため、Dockerイメージの複数ノードへの展開、クラスタとして複数ノードの起動や状態の監視、クラスタに対するリクエストのルーティングなどはKubernetesの機能を利用できます。

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Googleはすでに同社のクラウドサービスは全てコンテナの上で稼働しており、毎週20億ものコンテナを起動していることを明らかにしています。Google Container Engineは、同社がそこから学んだものをベースに構築したものだとのこと。

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Google Container Engineは今日からアルファ公開で誰でも利用可能。価格などは後日発表予定。

Cloud Platform Live

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