オープンソースのクラウド基盤「OpenStack」のプロジェクト、Nova、Glance、Swift、Keystone、Horizon、Quantum、Cinderとはなにか?

2012年11月28日

オープンソースとして開発されているクラウド基盤のOpenStack。クラウド基盤には、仮想マシンを管理したり、ストレージを管理したり、ネットワークを管理したりとさまざまな機能が統合されているため、OpenStackの中にも機能別のさまざまなプロジェクトが動いています。

DoubleCloud.orgにポストされた記事「OpenStack: 7 Core Projects You Should Know」では、OpenStackのコアとなっている7つのプロジェクトが紹介されています。さまざまなプロジェクトで構成されているがゆえにいまひとつ全体像がつかみにくかったOpenStackですが、7つのプロジェクトをざっと見ることでなんとなく整理されてきます。記事の中から箇条書きになっている部分を参考にしてまとめました。

OpenStackの7つのコアプロジェクト

Nova
Amazon EC2のようなコンピュートサービス機能。仮想ハイパーバイザ経由で仮想マシンを管理する。

Glance
仮想マシンイメージのカタログサービス。イメージをストレージに保存できるようにする。

Swift
Amazon S3のようなオブジェクトストレージ機能。

Keystone
クラウドの各サービスに対してシングルサインオンを実現するための認証サービス

Horizon
クラウドのダッシュボードを提供するサービス

Quantum ネットワーク管理機能や仮想ネットワークの機能を提供

Cinder Amazon EBSのようなブロックデバイスのストレージを提供

OpenStackの構成図に重ねてみると、こんな風になるのでしょうか。

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最近では特に、ネットワーク機能の部分のQuantumnが注目されています。シスコなどのネットワーク機器ベンダや、Niciraなどのネットワークソフトウェアベンダが、Quantumnへ自社製品をプラグインとして対応させ、QuantumnのAPI経由で仮想ネットワーク構成を含むさまざまなネットワークの制御を可能にしようとしているためです。いわゆるNorthbound APIの最有力候補と見られています。

VMwareもOpenStackへの参加を表明しており、OpenStackはクラウド基盤、クラウドオーケストレーションのソフトウェアとしての存在感を少しずつ高めています。

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カテゴリ クラウド
タグ  IaaS , OpenStack , オープンソース


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