JavaVMをJavaScript/ECMAScript5対応にする「Nashorn」、JDK 8でリリース。Node.jsとの連係をオラクルがデモ

2012年4月10日

オラクルが開発中の「Nashorn」は、JavaVMでJavaScriptを実行可能にするソフトウェア。その詳細が4月4日と5日に六本木で開催されたJavaOne Tokyo 2012のセッション「The Future of JavaScript in the JDK」で明らかにされました。

JavaVM上のJavaScriptエンジンとしてはMozillaが開発したオープンソースのRhinoがすでにありますが、Nashornはオラクル社内のプロジェクトとして新しく書き起こしたJavaScriptエンジン。Java 7で加わったInvoke Dynamicsなどの新機能も活かした「2012年におけるRhino」(セッションの講師でNashornを開発している米オラクル Akhil Arora氏)という位置付けになるとのことです。

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JDK 8と一緒にリリース

Nashornは最新のJavaScript仕様のベースとなるECMAScript5に対応し、JDKの次のバージョンとなるJDK 8と共にリリース予定。JavaScriptをJavaVMのバイトコードに変換して実行し、JavaScriptからJavaを呼ぶ、といったことも可能。

Nashornは現在、オラクル社内でオープンソース化の手続きをしており、近いうちにオープンソースとして公開される予定。リリースはJDKと共に行われる予定で、開発ツールのNetBeansでのサポートも予定されているそうです。

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Node.jsのV8をJavaVMに入れ替えたデモも

また、セッションではNode.jsのJavaScriptエンジンをV8からJavaVM+Nashornに置き換えてサーバサイドでJavaScriptを実行したデモも行われました。アプリケーションの実行結果だけを見ると何が入れ替わったのかは分かりませんが、Node.jsをJavaScript+Javaで記述することが技術的に可能であることが示されました。

このNode.jsのJavaVM版に利用したソフトウェアもオープンソースとして公開される予定とのことです。

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タグ : Java , JavaScript , Node.js , Oracle , Web標準



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