[速報]「AWS Database Migration Service」を発表。最小のダウンタイムでオンプレミスからクラウドへデータベース移行。AWS re:Invent 2015

2015年10月8日

Amazon Web Servicesがラスベガスで開催しているイベント「AWS re:Invent 2015」。

初日の基調講演に登壇した同社シニアバイスプレジデントAndy Jassy氏は、最小のダウンタイムでオンプレミスからクラウドへデータベースを移行する「AWS Database Migration Service」を発表しました。

fig

「データベースをオンプレミスからクラウドへマイグレーションしたいという要望は多いが、データベースのトラフィックを維持しつつダウンタイムを最小にしながらマイグレーションするというのは難しい作業だ」とJassy氏。

「AWS Database Migration Service」は、はマイグレーションを容易に、最小のダウンタイムで実現するというサービス。

fig

具体的な働きは、オンプレミスからAmazonクラウドの同じ種類のデータベースへ、継続的にデータのレプリケーションを行うことでマイグレーションを実現。どんな規模のデータベースでも対応するとのこと。

fig

「では、もし異なるデータベースへとマイグレーションするとしたらどうだろう?」(Jassy氏)。

そこで発表されたのが、異なるデータベース間のデータ変換を実現する「AWS Schema Conversion Tool」。

fig

データベースのテーブルやパーティション、ビューやストアドプロシージャ、トリガー、ファンクションなどをターゲットとなるデータベース用に変換するツール。

もしも自動変換できない部分があれば、それを知らせるとともにマニュアルなどへのリンクを示してくれます。「80%は自動変換できる」(Jassy氏)。

この「AWS Schema Conversion Tool」と「AWS Database Migration Service」を組み合わせることで、クラウドへのデータベースマイグレーションが大きく変わることになるとJassy氏。

fig

AWS re:Invent 2015 Day1

AWS re:Invent 2015 Day2

あわせて読みたい

AWS RDB クラウド




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本