オラクル、今後のSolarisはメジャーバージョンアップせず。継続的デリバリで頻繁にリリースする新方針を表明。Solaris 11のサポート期間は2034年まで延長

2017年1月26日

「Oracle Solarisは、最新機能を迅速に提供するため、継続的デリバリによる頻繁なアップデートのデリバリモデルへ移行する」(Oracle Solaris is moving to a continuous delivery model using more frequent updates to deliver the latest features faster, )。

米オラクルはSolarisの今後のアップデートについて、メジャーバージョンアップよりもマイナーアップデートを頻繁に行うという、新しい方針を発表しました

オラクルは今年に入ってからSolarisのロードマップをひっそりとアップデートしており、その際にSolaris 11の次バージョンとしてSolaris 12ではなく、Solaris 11.nextと表記しており、今後のメジャーバージョンアップがどうなるのか注目されていました。

fig ロードマップの一部を拡大した画像。ロードマップの全体像は別記事参照

この新方針への切り替えは、Solaris 11の上で多数のアプリケーションが稼働しているためで、そうした投資を保護し続けるためだとしています。

This addresses customer requirements for an agile and smooth transition path between versions, while providing ongoing innovation with assured investment protection.

これによってバージョン間のスムーズで迅速な移行というお客様からの要求を解決でき、また投資の保護を確実にしつつイノベーションを提供し続けられます。
(「Oracle Solaris Moving to a Continuous Delivery Model (Oracle Solaris)」から)

また、こうした新機能提供の新方針に合わせて、Solaris 11のプレミアサポート期間は2031年まで。拡張サポート期間が2034年まで延長されることも発表されました。

メジャーバージョンアップを行わず、継続的にアップデートしていくモデルはWindows 10でマイクロソフトが採用しています。しかしマイクロソフトが明らかに強化に向けて注力しているWindows 10とは異なり、企業向けのサーバ市場の中でSolarisの存在感は以前より低下しています。

Solarisの将来に不透明感が残る中で、メジャーバージョンアップをしない、すなわち今後大幅な機能強化を期待しにくい状況を作り出す今回の発表は、Solarisの将来を明るくする発表と素直に受け取れるかというと、難しいといえるのではないでしょうか。

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タグ : Oracle , Solaris , サーバ



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