Oracle、GoogleにJavaの権利侵害で約1兆円の損害賠償を請求へ

2016年3月30日

いまから約6年前の2010年8月、オラクルはAndroidがJavaの特許と著作権を侵害しているとして、Googleを訴えました

裁判の初期段階で主要な争点となっていた特許権の侵害については無効と判断されましたが、37のJava APIについては著作権侵害なのか、それともフェアユースなのかについて陪審員の判断が分かれました。

その後、最高裁判所への上告が却下され、裁判はサンフランシスコにある連邦地方裁判所に差し戻しされて、再審が2016年5月9日から行われる予定です。

この裁判に先立ち、オラクルがGoogleに対して日本円で約1兆円(93億ドル)の損害賠償請求をしていることが明らかなったと海外で一斉に報道されています。

請求額の内訳は、オラクルが実際に受けた損害が4億7500万ドル、Javaの著作権侵害によってGoogleが得た利益が88億2900万ドル、合計で93億400万ドルです。

オラクル側は、モバイル検索による広告はGoogleにとって重要な収入源であり、そのプラットフォームとなっているAndroidの立ち上げには、Javaが決定的な役割を果たしたとしており、それがこのような金額につながったと説明しています。

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