モバイル専用クラウドをAppceleratorが提供開始。新登場の「Titanium 2.0」と統合

2012年4月19日

JavaScriptを開発言語としてiOSやAndroidに対応したネイティブなモバイルアプリケーション開発環境を提供しているAppceleratorが、開発環境の新バージョンとなる「Titanium 2.0」と同時に、モバイルのバックエンドに特化したクラウドサービスの提供を発表しました。

Appcelerator Titanium 2.0 Launch | Appcelerator

同社は2月に、モバイル向けクラウドサービスを提供する「Cocoafish」を買収し、第2四半期前半にはTitaniumと統合すると発表していました。その宣言通りにTitanium 2.0の一部としてクラウドサービスを統合してきたことになります。

BaaSの認知度が一気に高まるか

モバイル向けクラウドサービスは「BaaS」と呼ばれ、以前の記事「モバイル向けの新クラウド、BaaS(Backend as a Service)とは何か。「Parse」が正式サービス開始」でも解説したように、モバイルアプリケーションのバックエンドとして求められるデータストア機能、プッシュ通信機能、ユーザー管理機能、ソーシャルとの連係、ロケーションとの連係などを備え、それらの機能をモバイルアプリケーションからAPIで呼び出すことで、サーバ側のコードを書くことなく、クラウドと連動するモバイルアプリケーションを効率よく開発できる環境を提供します。

Cocoafishが提供していたクラウドサービスも同様であり、今回はそれがAppceleratorが提供するTitaniumブランドに変わり、開発環境となるTitanium Studioと統合し、JavaScript APIを通じて開発者が容易にクラウドサービスを利用しやすくなっています。また、Titanium Studioからだけでなく、Objective-C、Java、PhoneGapやSencha TouchのようなHTML5/JavaScriptフレームワークからも利用可能です。

モバイルのデータをクラウドに保存したり、ソーシャルネットワークと連係してログインする機能をサーバ側のコードを書かずに実現できるBaaSは、モバイルアプリケーションの開発者にとって非常に魅力的です。しかしBaaSはまだ新しいサービスであるため、一部で話題になってた程度でした。

今回Appceleratorのようなモバイルアプリケーション開発においてメジャーな企業がサービスとして提供し始めたことで、BaaSの一気に認知度が高まり、急速に普及することになるかもしれません。

以下がAppceleratorのWebサイトに掲載されているクラウドサービスの機能一覧です(日本語訳するとかえって分かりにくくなりそうだったので原文のまま引用します)。

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タグ : Appcelerator , BaaS , JavaScript , クラウド , モバイル



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