グーグルが高速プロトコル「SPDY」をChromeブラウザで有効化。Gmailなどで利用を開始していた

2011年4月12日

グーグルがより速いWebを実現するために、HTTPを高速化した新プロトコル「SPDY」を開発中であることは、昨年夏に公開した記事「グーグルがWebを高速化するために何をしているか」で紹介しました。

SPDYの話題はその後ほとんど見かけなくなりましたが、グーグルはそのSPDYをChromeに実装し、同社のサービスで利用していることがニュースサイトConceivably Techの記事「Google Chrome Gets SPDY – And An Onscreen Keyboard」で指摘されています。

なぜグーグルはひっそりとSPDYを有効化したのだろう?

SPDYとは従来のWebのプロトコルであるHTTPを改良し、毎回同じ情報がやりとりされるヘッダの情報を圧縮したり、リクエストの回数を効率化するなどして、より高速なWebを実現しようとするものです。

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SPDYのメーリングリストspdy-devのスレッド「SPDY on Google servers?」には、今年1月の「ChromeでSPDYのセッションが有効になっているのに気がついたんだけど?」という発言に対して、グーグルのMike Belshe氏がこう返答していました。

Yes, indeed SPDY is enabled in Chrome and on Google servers for all SSL traffic at this point. (Actually, we do 90% on SPDY, with a 10% holdback for purposes of A/B comparisons).

そう、まさにChromeとGoogleのサーバでSPDYが有効化され、現時点ですべてのSSLトラフィックで使われている(実際のところは、A/B比較テストのために、90%をSPDYで、10%をそのままにしている)

試しにいま利用しているChrome 10のナビゲーションバーに「chrome://net-internals/#events」と入力し、フィルターに「spdy」と入力してみたところ、SPDYのセッションが表示されました。Belshe氏の説明の通り、GmailやGoogle Readerで利用しているようです。

つまり、Chromeでは他のブラウザよりもグーグルのサービスがサクサク動く、ということになりそうです。

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それにしても、高速なWebの実現を目指すグーグルが、なぜSPDYの利用開始を「高速化への大事な一歩だ」としてアナウンスせず、ひっそりと気付かれないようにはじめたのでしょうか。自社サービス高速化のための独自プロトコルを採用した、と責められるのを気にしたのでしょうか?

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タグ : Chrome , Google , SPDY , Webブラウザ , Web標準



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