NoSQLについて知っておくべき10の事柄

2010年9月9日

TechRebublicに「10 things you should know about NoSQL databases」(NoSQLデータベースについて知っておくべき10の事柄)という記事が掲載されています。NoSQLデータベースについての現状がよくまとまっている内容でしたので、見出しとポイントをまとめて紹介したいと思います。

10 things you should know about NoSQL databases | 10 Things | TechRepublic.com

10の事柄は前半と後半の2つに分かれていて、前半の5つではNoSQLの利点について説明されており、後半の5つは課題について説明されています。原文はそれなりに長い説明がされているので、詳しくは原文をぜひ見てみてください。以下はそれを1行程度に要約したものです。

5つのNoSQLの利点

Five advantages of NoSQL

1:Elastic scaling (弾力性のあるスケーラビリティ)

NoSQLデータベースでは、ノードの追加による拡張性に柔軟に対応するように設計されているものが多い。

2:Big data (大規模データ)

HadoopのようなNoSQLでは、大規模なデータ処理ができる。

3:Goodbye DBAs(see you later?) (さらばデータベース管理者)

NoSQLでは一般的に管理ができるだけ不要なように設計されている。

4:Economics (経済性)

NoSQLでは安価なコモディティサーバによるクラスタで動作するのが一般的だ。

5:Flexible data models (柔軟なデータモデル)

リレーショナルデータベースでは、データモデルの変更は一大事だが、NoSQLではもっとゆるやかであったり、そもそも大したデータモデルの制限がなかったりする。

5つのNoSQLの課題

Five challenges of NoSQL

1: Maturity (成熟)

多くのNoSQLデータベースはまだ商用的な完成品の手前の状態だ。

2:Support (サポート)

多くのNoSQLデータベースはオープンソースであり、商用サポートがあっても小規模だったりベンチャーだったりする。

3:Analytics and business intelligence (アナリティクスとビジネスインテリジェンス)

NoSQLデータベースでは、簡単な問い合わせでもプログラミングが必要だったりと、アドホックなデータ分析のための機能に乏しいものが多い。

4:Administration (管理)

NoSQLのゴールは管理不要であることのようだが、現在はまだそこまで達していない。

5:Expertise (専門性)

リレーショナルデータベースの専門家は文字通り世界中に数百万はいることだろう。しかし、NoSQLに関わるデベロッパーのほとんど全員がまだ学習の段階にある。

一般論としてはこんなところでは?

以上、10の事柄を紹介しました。個々の項目について特定のNoSQLデータベースには当てはまらない部分があるかもしれませんが(例えば、ノードの追加はRDBMSでも対応してるじゃないか、とか、NoSQLだからといって全部がBig Dataに対応しているわけではない、とか)、しかし全体にNoSQLの特徴と現状をよく捉えているのではないかと思います。NoSQLを説明するときに使えそうですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

カテゴリ RDB / NoSQL / ミドルウェア
タグ  Hadoop , NoSQL


次の記事
フリーソフトウェア財団がオラクルを非難。オラクルのグーグル提訴を受けて

前の記事
「Google JavaScript Style Guide」に沿ってチェックしてくれる、グーグル製JavaScript文法チェッカー


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig