IDaaSベンダのOkta、月間1万5000アクティブユーザーまで無償の「Okta Starter Developer Edition」提供開始。多要素認証にも対応、開発者向け施策を拡大

2021年4月8日

代表的なIDaaSベンダの1つであるOktaは、開発者向け施策拡大の一環として無償利用の範囲を拡大した「Okta Starter Developer Edition」の提供開始を発表しました

IDaaSとは、いわゆるログインやサインインにかかわる認証や認可の処理をクラウドサービスとして提供するものです。

さまざまなアプリケーションの開発においてログインやサインインの実装が必要となりますが、特に業務アプリケーションなどではActive Directoryのようなディレクトリサービスとの連携、一度のログインで複数のアプリケーションやサービスにまとめてログインできるシングルサインオンの実装なども求められますし、厳重なセキュリティの実装のために多要素認証への要求も高まっています。

運用上もこのログイン処理が落ちるようなことがあればシステム全体に影響するため高い可用性のための冗長化が求められるケースなどもあるでしょう。

こうした複雑化したログイン処理を、アプリケーションに埋め込むだけで簡単に実現してくれるのがIDaaSなのです。

OktaはそのIDaaSにおける代表的なベンダの1つ。シングルサインオン、ディレクトリサービス、多要素認証などID管理にまつわるさまざまなサービスを提供してくれます。

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「Okta Starter Developer Edition」の提供を発表

そのOktaが、同社が主催したオンラインイベント「Oktane 21 Virtual」でデベロッパー向け施策の強化を発表。無償利用枠を拡大し、月間1万5000アクティブユーザーまで無償で利用可能な「Okta Starter Developer Edition」を提供します。

月間のアクティブユーザーとは、ある1カ月のあいだに、あるアプリケーションに認証を行うエンドユーザー数のこと。1人のユーザーが1カ月のあいだに何度認証を行っても、それは1ユーザーとして数えます(念のため、正確な定義は同社のドキュメントを参照してください)。

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開発者向けのドキュメントやサンプルコードの拡充も約束、管理コンソールの改善も実現。

さらにCI/CDを実現するさまざまな開発者向け新機能も追加したと説明しています。

Oktaは、IDaaSベンダの中ではデベロッパーフレンドリーなベンダとして知られていたAuth0(オースゼロ)の買収を先月発表したこともあり、今後さらにデベロッパー重視の姿勢を強めていくことになると見られます。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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