[速報]米マイクロソフトが「Project GigJam」発表。指先や音声でアプリケーションのマッシュアップを作り、人やデバイスで共有する

2015年7月14日

米マイクロソフトは、米フロリダ州オーランドで開催中のイベント「World Partner Conference 2015」で、「Project GigJam」を発表しました。

GigJamはCortanaによる音声対話、画面タッチなどの簡単な操作で複数のアプリケーション、クラウドサービス、データソースなどをマッシュアップし、それを同僚などと共有しつつビジネスを進めていくアプリケーションです。

GigJamのデモは、まっさらな画面で始まり、Cortanaを通じて必要な情報を呼び出すところから始まりました。

「Hey Cortana, Show me my customers」(顧客一覧を見せて)、「Hey Cortana, Show me open orders」(未処理の注文一覧を見せて)。音声による命令で、それぞれ社内のCRMなどから取得したデータが表示されます。

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ここで顧客情報と注文一覧をリンクさせるため、GigJamで2つをつなげる円を画面タッチで描きます。

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すると、左の顧客をスワイプして切り替えるたびに、右の注文一覧は顧客に関連した注文が表示されるようになりました。

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次にGigJamの画面にOffice 365の自分のメールを呼び出します。

「Hey Cortana, Show me my e-mails」。画面右にメール一覧が表示され、それを顧客情報と結びつけます。「Hey Cortana, Filter e-mail by customer」。すると、いま表示している顧客に関連したメールだけが表示されるようになります。

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顧客と注文情報を営業担当のスティーブと共有するために円を描き、Hub(Windows 10対応の大画面PC)にも表示しますが、その中で不要と思われる注文を2件、バツを描いて消します。

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スティーブとHubにデータを見せることを指定。

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スティーブのiPhoneにデータが表示されます。

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ステージ上のHubにも同じ画面が表示されました。

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スティーブは顧客への提案をiPhoneからHubとジュリアのPCへ共有。

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この提案について、ジュリアはSkypeでタレンと電話会議。タレンのPCでも情報を共有。

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デモはここまで。

サティア・ナデラCEO「デバイスとアプリケーションと人々をどうやって結びつけるか、というわれわれの考えの一端を見てもらった。多くのアプリケーションや人やデバイスにまたがって仕事のための特定のアプリケーションをその場で作り、それぞれに配信する。これが私たちの考える、ビジネスプロセス、コミュニケーション、プロダクティビティの未来だ」

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Tags: プログラミング言語 開発ツール Microsoft

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Junichi Niino(jniino)
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