「Software-Defined Datacenter」の実現を阻むのはネットワーク部分。2013年にはVMwareとNiciraの製品を統合する

2012年11月8日

ネットワーク分野の新技術として注目されるOpenFlowを推進するベンチャー企業として知られていたNiciraが、仮想化ソフトウェア大手のVMwareに買収されるという電撃的なニュースが飛び込んできたのは、今年の7月のことでした

今週11月6日から2日間、都内で開催されたVMwareのイベント「vForum2012」では、Niciraの共同設立者で、現在VMwareのネットワーク分野のチーフアーキテクトであるマーチン・カサド(Martin Casado)氏が、VMwareのビジョンであるSoftware-Defined Datacenter実現への道のりの中で、ネットワーク仮想化が果たす役割、およびVMwareとNicira製品の統合について説明しました。

fig

カサド氏のセッションからポイントを紹介します。

VMwareとNiciraの製品は2013年には1つの製品に

カサド氏。サーバ仮想化によってサーバの調達は数分で可能になったが、そのサーバに関連するネットワークの設定、例えばVLANやファイアウォール、ロードバランサやストレージの設定などはまだマニュアルで行わなければならず、ここがデータセンター全体の自動化の自動化のハードルになっている。

実は昨日もある顧客と話をしたが、そこではネットワークのコンフィグレーションに平均で5日かかるそうだ。

fig

VMwareは、サーバだけでなくデータセンターのあらゆる部分を仮想化し、自動化し、すべてが3分で用意されるようなSoftware-Defined Datacenterの実現をゴールとしている。

Niciraは、ネットワークの仮想化を実現するために、サーバ仮想化と同じように、ネットワークの機能を物理的なネットワーク機器から分離。新しく「ネットワーク仮想化レイヤ」を提供する。

fig

ネットワークを仮想化すれば、プロビジョニングが数分でプログラムによって完了する。仮想マシンとも結びつけて、どこへでもライブマイグレートできる。

サーバ仮想化によって、物理サーバがどんなサーバベンダでもよくなったように、ハードウェアとネットワーク機能を切り離すことによって、スイッチ機器はどのベンダでも選べるし、すべてを自動化できる。

VMwareの環境では、vCloud Networking and Securityが使え、ヘテロな環境ではNiciraのNVPを使ってネットワークの仮想化を実現できる。これらは2013年には1つの製品になる予定だ。

fig
このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

カテゴリ Docker / コンテナ / 仮想化
タグ  Nicira , Software-Defined Network , VMware , データセンター , ネットワーク , ネットワーク仮想化 , 仮想化


次の記事
連載マンガ Mr. Admin:季節ごとにパソコンの位置も移動する

前の記事
2日間Software-Defined Network漬けになるイベント「SDN Japan」開催、参加登録開始


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig