PR: Oracle/MySQLをクラウドサービスとして提供するIIJ。持たざるプライベートクラウドを加速

2012年6月14日

データベースを安全かつ適切に運用し続けることは、専門家を必要としつつ、手間とコストのかかる作業です。そのためクラウド上でデータベースの運用をサービスとして提供するDatabase as a Service(DBaaS)が注目されており、主に海外のクラウド事業者でDBaaSが提供され始めています。

日本を代表するインターネットサービス事業者であり、クラウド事業も展開するインターネットイニシアティブ(以下IIJ)は、OracleデータベースとMySQLデータベースを用いたDBaaSである「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン」の提供を7月から開始すると発表しました

fig 「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン」の開発にたずさわった3人。左から、株式会社インターネットイニシアティブ プラットフォームサービス部 データベース技術課 二ノ宮務氏、同データベース技術課 松本直樹氏、同データベース技術課 課長代行 安藤賀章氏

Oracleは企業向け情報システムで定番のデータベースとなっており、MySQLはインターネットサービスのバックエンドとして人気があります。国内クラウド事業者が、OracleとMySQLのデータベースサービスを本格的に開始することは、国内の企業向けクラウドサービス市場にとって大きな出来事と言えます。

このデータベースサービスの技術的な構成はどうなっているのか? 性能はどれだけ出るのか? 実際にサービス構築を担当したIIJの技術者に直接聞きました。

国内事業者として初めてOracleを月額課金で提供

──── Oracleデータベース、もしくはMySQLデータベースを運用も含めて月額課金で提供するサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン」が発表されました。

安藤 Oracleデータベースを月額で提供してほしい、という声は以前から多くいただいていました。IIJではデータベース運用の技術力や経験は十分にあり、この度、日本オラクル様の協力を得て月額課金に対応したライセンス形態を実現し、サービス提供に至りました。

海外ではAWSなどがクラウドでOracleデータベースを提供していますが、ある程度の規模がなければサービス化は困難です。仮想サーバを用いたOracleデータベースのサービスは、国内事業者としてはIIJが初めてだと思います。

──── サービスの中身は技術的にどのような構成になっているのでしょうか。

松本 ハードウェア的には、データベース専用のサーバ基盤の上に構築しています。Oracleデータベースは仮想マシン上で稼働していますが、物理サーバに乗せる仮想マシン数は通常より少なく、ストレージも高性能な共有ストレージアレイを利用しており、I/O性能を重視した構成になっています。

万が一ハードウェア障害が発生した場合でもスタンバイサーバで稼働を維持できるよう、ハイパーバイザレベルでの冗長性も実現していますし、もちろんストレージ、ネットワーク、電源などの冗長化も行っています。

Oracle RAC(Real Application Clusters)構成ではありませんが、ソフトウェアのレベルでもOracleのプロセスが落ちたときの担保をしています。

二ノ宮 バックアップもオンラインで定期的に行っており、障害が発生しても可能な限り最新の状態に戻します。もちろん、バックアップなど日常の運用や監視、障害発生時の対応や復旧作業はすべてIIJが行いますので、お客様はそうしたことを気にする必要はありません。

安藤 ハードウェア構成や冗長性についてこのように説明しましたが、ハードウェア構成は今後もっといいものが出れば入れ替えていくこともありえます。

fig 今回の新サービス「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン」を含む、IIJ GIOコンポーネントサービスの概要

IIJは基幹系データベースの経験も長い。で、性能は?

──── 率直に言うとIIJはネット系の技術には強いイメージがありますが、Oracleデータベースのようなエンタープライズ系の技術や経験はどうなのでしょうか?

松本 実はかなり以前から基幹系や情報系システムのデータベース運用をやってきました。お客様からのアウトソースという形で十数年の経験があり、高い評価をいただいております。

二ノ宮 IIJはシステムインテグレーション事業もやっていますので、そこでデータベースの設計から構築、運用にたずさわってきました。運用監視やバックアップの仕組みといった技術も、そうした中で培ってきた十分な蓄積があると思っています。

──── 利用者にとっては、どれくらい性能が出るのかも気になるところだと思います。なにか性能の目安になる情報があれば教えてください。

安藤 I/O周りのハードウェアは先ほど少し触れましたが、パラメータのチューニングもメモリサイズやCPU数を考慮して行っています。今回はOLTP中心の用途を想定していますので、それに向けてバッファサイズやブロックサイズといった値を設定しました。

例えば、低いグレードのMySQLで1000TPS(Transaction Per Second)以上は出るはずですし、さらに高いグレードではその5倍程度の性能は出るでしょう。業務を含む一般的なアプリケーションであれば問題なく使っていただけるはずです。もちろん、Oracleも十分に納得していただける性能が出ると考えております。

企業向けクラウドサービスの充実へ

──── 今回のデータベースサービスは、どのような用途に向いていると思いますか?

安藤 実はこれまで提供してきたIIJ GIOコンポーネントサービスでは、お客様の3割から4割程度は閉域網としての契約、つまりプライベートクラウドのように使っていらっしゃいます。お客様にとって、持たざるプライベートクラウドを実現しているわけです。

今回のデータベースサービスも、もちろん閉域網と組み合わせて使うことができますので、企業の情報システムのバックエンドとして、運用の手間をかけずに利用できるようになっています。

お客様自身がデータベースのソフトウェアを購入して導入するのは、価格や技術的な面などハードルが高いものです。そうしたお客様にも、手軽に使えるデータベースとして私どものサービスを採用していただきたいですね。

二ノ宮 小さく始めて規模が大きくなってきたらそれに合わせてグレードを上げていくといったこともできますので、全部自社で抱えて運用するよりもずっとお客様の負担は小さいはずです。それもクラウドとしての良さではないかと思います。

──── 5月にはVMware vSphereを基盤にした企業向けのクラウドサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」も発表しています。今回のOracle/MySQLのデータベースサービスの発表と合わせて、企業向けサービスの充実が続きますね。

安藤 はい。VWシリーズとも良いシナジーを出せればと思っています。

──── ありがとうございました。

(本記事は、株式会社インターネットイニシアティブ提供によるタイアップ記事です)

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タグ : IIJ , MySQL , Oracle , PaaS , PR , クラウド , リレーショナルデータベース

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