オープンソースのシステム監視ツール「Zabbix 3.4」リリース。ウィジェット化されたダッシュボード、バルクメトリクス収集やアラートの並列処理なども追加

2017年8月28日

オープンソースの統合監視ツール「Zabbix」の最新版、「Zabbix 3.4」がリリースされました

Zabbix 3.4Zabbix 3.4ではダッシュボードがウィジェット化され、ドラッグ&ドロップで柔軟にカスタマイズ可能になった

ZabbixはさまざまなOSやネットワーク機器などの監視に対応したテンプレートが用意されており、大規模なシステム監視にも対応。データセンターでのシステム監視などに使われています。

エージェントをインストールしてメトリクスを取得して監視する方法、あるいはSNMPやSSH、Telnet経由でエージェントを使わずにメトリクスを収集して監視する方法の両方に対応。Zabbixサーバに収集されたメトリクスは見やすい形でダッシュボードに表示され、あらかじめ設定された異常値などに達するとアラートが発せられます。

ウィジェット化されたダッシュボード

Zabbix 3.4のリリースノートによると、Zabbix 3.4ではダッシュボードが新たにデザインしなおされ、ウィジェットをドラッグ&ドロップすることで自由にカスタマイズできるようになりました。また、新たなフィルタリングオプション、ダッシュボード用APIも実装。

障害発生の検知をトリガーとした通知も可能になっています。通知にはあらかじめ入力しておいたテキストを表示させることもできるため、障害発生時の対処法などを通知に含めることで迅速な対応が期待できます。また、通知時にリモートコマンドを実行させることも可能。

データ処理能力の向上を実現するため、バルクメトリクス収集機能(bulk metric collection)が導入されました。

複数アラートの並列処理と送信も追加されています。これまでアラートはいちどにひとつずつ送信処理されており、この場合、大規模なシステムにおいて大量のアラートが発生した場合にはアラートの送信に時間がかかって遅くなることがあったとのこと。

In the new version, parallel processing of alerts is implemented. There is a new alert manager process that can distribute alerts to several “worker” processes, if needed. Media types are processed in parallel.

新バージョンではアラートの並列処理が実装されました。新しいアラートマネージャが複数のワーカープロセスに処理を分散し、必要に応じてメディアタイプが並列に処理されます。

そのほかJMXエンドポイントの構成機能、正規表現の対応向上など、多数の新機能がZabbix 3.4で導入されています。

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