Publickey Smart Edition β3

Raspberry Pi財団、オープンなCPUを実現する「RISC-V Foundation」へ参加表明

2019年1月 8日


イギリスのRaspberry Pi Foundationは、オープンで自由に使える商業用プロセッサの命令セットアーキテクチャを開発している「RISC-V Foundation」へ参加したことを発表しました。

RISC-V Foundationもこれを歓迎するツイートをしています。

よく知られているように、Raspberry Pi Foundationは教育用の低価格コンピュータとしてRaspberry Piを開発しました。日本円にして数千円程度で入手可能はRaspberry Piは、いまや教育向けだけでなくIoTなどさまざまな用途で使われるようになっています。

現在Raspberry PiはARMプロセッサをベースに開発されていますが、これをオープンな命令セットであるRISC-Vへ移行することはRaspberry Piの目的にかなっていると言えそうです。

ただ、上記のツイートにもあるようにRaspberry Pi Foundationは「Hoping to contribute to maturing the Linux kernel and @debian port for the world's leading free and open instruction set architecture.」(最先端のフリーでオープンな命令セットに対して成熟したLinuxカーネルやDebianの移植について貢献できることを期待しています)と、ソフトウェア面での貢献を強調しています。

AB Openの記事「Raspberry Pi Foundation Announces RISC-V Foundation Membership」でも、Raspberry Pi Foundationの共同設立者であるEben Upton氏はRISC-Vによって実現されるフリーなプロセッサは重視しているものの、まずはソフトウェア面で貢献する方針だと次のようにコメントしています。

We think we can contribute on the software side, which is important if RISC-V is going to become a viable alternative for desktop general-purpose computing.

まだRISC-V版のRaspberry Piを期待するのは少し時期が早いようです。



≫次の記事
「GNU Bash 5.0」リリース、10年ぶりのメジャーバージョンアップ
≪前の記事
ClouderaとHortonworksが合併を完了。現在の製品は少なくとも3年のサポートを提供


新着記事

Home PC版Homeへ

お知らせ:Publickey Smart Editionは、現在ベータ版として無料で試験運用中です。