Visual Studioの新機能、クラウド上のKubernetesクラスタの一部をローカルマシンに引き込んで開発できる「Local Process with Kubernetes」発表

2020年6月4日

マイクロソフトはVisual Studioの新機能として、クラウド上に展開されているKubernetesクラスタの一部を開発者のローカルマシンに引き込んで、ローカルマシン上でKubernetesアプリケーションの開発、テスト、デバッグなどを可能にするVisual Studioの新機能「Local Process with Kubernetes」を、Visual Studio 2019 16.7 Preview 2に搭載したことを明らかにしました

fig Kubernetes上の複数のサービスのうち、真ん中のサービスだけローカルマシンに移して開発したコードをデプロイ、テスト、デバッグできる

一般にKubernetes上で稼働する分散アプリケーションの開発では、まずクラウド上にKubernetesクラスタを展開。次にローカルマシンなどで開発したアプリケーションをコンテナ化し、マニフェストファイルなどを設定してクラウドへデプロイする、といった手順が求められます。

「Local Process with Kubernetes」は、このクラウド上に展開されたクラスタの接続を保ったまま、その一部をローカルマシンに持ってくることで、ローカルマシン上で簡単にKubernetesクラスタへアプリケーションを簡単にデプロイ可能になります。

そのため、ローカルマシン上でKubernetes対応アプリケーションのテスト、デバッグといった一連の開発サイクルを素早く回すことが可能になります。

fig

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