CircleCIがAWSやGoogle Cloud、Kubernetesなどへ自動デプロイするための共有パッケージ「Orb」を公開。クラウドへの自動デプロイが容易に

2020年1月30日

ビルドやテストのプロセスを自動化する、いわゆる継続的インテグレーション(Continuous Integration)の機能をサービスとして提供するCircle CIには、「Orb」と呼ばれる、設定ファイルなどを含むCircleCI向けパッケージの共有機能があります。

Orbは、CircleCIのWebサイト上の公開レジストリ的なサービスによってまざまな設定が公開されています。

例えば、CircleCIにAWSコマンドラインツールを統合する設定、ソースコードをビルドしてDockerイメージを生成、それをDockerレジストリに登録する操作を自動化する設定などがあります。

こうしたOrbを利用することで、CircleCIでさまざまな設定や構成をすぐに組み込んで使い始めることができるのです。

そしてCircleCIは、新たにさまざまなクラウドプラットフォームにアプリケーションを自動的にデプロイを行うためのOrbを追加、公開したことを発表しました

以下の本番用もしくはテスト用のプラットフォームに対応したOrbが公開されています。

  • Heroku
  • AWS CodeDeploy
  • Amazon ECS
  • Cloud Foundry
  • AWS SAM Serverless
  • Google Cloud Run

また、下記のKubernetes対応プラットフォーム用のOrbも公開されました。

  • OpenShift (RedHat)
  • Helm
  • Kublr
  • Alcide
  • Google Cloud GKE
  • Azure AKS
  • Amazon EKS
  • Kubernetes on AWS.
  • DeployHub
  • Fairwinds
  • VMware Code Stream
  • Kubernetes
  • Rafay Systems

CircleCIは、これらプラットフォームへの自動デプロイを行う設定をユーザー自身が行うとすると数時間かかりそうな作業が、Orbによって数分にまで短縮できるとしています。

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