DockerとCanonicalが提携。Ubuntuで商用サポート版のDocker Engineを提供

2016年12月6日

DockerとCanonicalは11月30日付で提携し、Canonicalが提供するUbuntu Linuxで商用サポート版のDocker Engineを提供すると発表しました(Dockerの発表Canonicalの発表)。

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両社はこの提携で次のようなメリットを顧客に提供できるとしています。

This commercial agreement provides for a streamlined operations and support experience for joint customers.

この提携で両社の顧客のために一連のオペレーションとサポートが提供できる。

Stable, maintained releases of Docker will be published and updated by Docker, Inc., as snap packages on Ubuntu, enabling direct access to the Docker, Inc. build of Docker for all Ubuntu users.

Dockerによる、安定し、メンテナンスされたDockerが公開およびアップデートされ、Ubuntuのパッケージに取り込まれる。これによってUbuntuの全ユーザーがDockerのビルドに直接アクセスできるようになる。

Canonical will provide Level 1 and Level 2 technical support for CS Docker Engine backed by Docker, Inc. providing Level 3 support.

CanonicalはDockerによるレベル3のサポート支援を受けて、商用サポート版Dockerのレベル1とレベル2のサポートを行う。

Dockerは9月にマイクロソフトと商用版Docker Engineの提供について提携を発表しており、マイクロソフトがDockerの一次サポート窓口となってサポートを行うことが発表されています。

今回のUbuntuとDockerの提携でも基本的にはUbuntuがサポート窓口となる点で同じスキームのようです。

コンテナのテクノロジーがコモディティ化し、例えばKubernetesが独自のコンテナランタイムを実装しようとするなど、コンテナそのものはDockerでなくとも実現できる方向に進んでいます。

そのなかでDocker社はコンテナのライフサイクル全体をカバーするような製品群やサービスを用意することでContainer as a Serviceの実現に注力する一方、このような商用サポートを主力ベンダと結ぶことで、技術がコモディティ化しようとも維持可能なビジネススキームを構築しようとしていると見られます。

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タグ : Docker , Linux , コンテナ



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