「5年後に必要な情報技術」とは。IAサーバの重要性は? Javaは生き残る? SI実績を基に、情報サービス産業協会が予測結果を発表

2016年1月18日

一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA)は、過去10年間に通算620社、2万5千人のIT技術者を対象として行ってきた「情報技術マップ調査」をもとに、「5年後も必要な情報技術」についての予測結果を発表しました

その技術は消えるか消えないか? JISAが読み解く情報技術の近未来 ~通算2万5千人参加の会員アンケートから5年後に必要な技術を予測~

調査はJISA会員である国内情報サービス産業に携わる企業のIT技術者に、メインフレーム、サーバ仮想化技術、スマートフォンやC言語など120以上の要素技術について取り組み状況を聞いたもの。その中から利用実績があると回答された割合を「SI実績指数」として集計しています。

今回は2004年から2014年までの10回分(2010年は欠測)のSI実績指数を基に、2020年までの予測グラフ(対数近似)を作成し、その予測グラフを元に「情報技術マップワーキンググループ」のディスカッションが加味されて「5年後も必要な情報技術」が選定されました。

発表された内容から主な分野を紹介します。

サーバ分野「サーバ仮想化技術」「オープンソースサーバOS」

サーバ分野で5年後も必要な情報技術に選出されたのは「サーバ仮想化技術」でした。

サーバ分野ではIAサーバの実績指数が下降している一方、サーバ仮想化が2006年から急速に上昇。UNIXサーバはゆるやかに下降しているのが分かります。

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サーバOS分野での5年後も必要な情報技術に選出されたのは「Linux等オープンソースのサーバOS」。

グラフを見ると、Windowsサーバの高実績がやや右下がりながらも続く一方、Linux等オープンソースのサーバOSの実績に勢いがあるのが見て取れます。

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クラウドについては観測期間が10年に達していないため、参考として扱われました。SI実績で見るとまだ少数ですが、ワーキンググループの議論では「確実に拡大してゆくことが想定される」「2020 年も『必要とされる』技術となるだろう。」と、コメントされています。

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プログラミング言語は「Java」「C#」

プログラミング言語では、Java、Visual Basicの2つの実績が高くなっています。ただしトレンドで見るとJavaは安定して見えるものの、Visual Basic、C/C++は低下傾向で、C#が上昇傾向を示しています。

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一方、フレームワークでは.NET FrameworkとJava EEどちらも増加傾向を示しています。

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ワーキンググループの議論では、「Javaと.NETのフレームワーク比較では、10年間の評価では将来.NETフレームワークがJavaに勝ると推測される。しかしながら、2009年から2014年の5年間で見ると拮抗、増減を繰り返しており、現時点で優劣の評価は難しい」とのコメントがありました。

そのほか今回の発表ではミドルウェア、セキュリティ、開発技術、開発管理、クライアントなど多くの分野についての予測が示されています。

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タグ : .NET , Java , サーバ , 調査結果



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