1つのアプリをWindows 10/iOS/Android/MacOSのネイティブ対応として開発できる統合開発環境「RAD Studio 10 Seattle」リリース

2015年9月1日

WindowsやiOS、Androidなどに対応したネイティブアプリを開発できるビジュアル統合開発環境の「RAD Studio」の最新版「RAD Studio 10 Seattle」がエンバカデロ・テクノロジーズから登場しました。

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RAD Studioは、Object Pascal(あるいはDelphi言語)で開発を行うDelphiや、C++言語で開発を行うC++ Builder、リモートデータベースアクセスの機能などを1つのパッケージにまとめた製品。

これまでRad Studioは「RAD Studio XE」としてバージョンを重ねてきましたが、今回Windows 10への対応などを実現した新バージョンをリリースするに当たり、XEシリーズから10シリーズへとブランドを刷新。今回のバージョンは10の後ろにマイクロソフトがある都市名「Seattle」(シアトル)が付加され、「RAD Studio 10 Seattle」という名称になっています。今後バージョンが上がるにつれてこの都市名が変わっていくとのことです。

Windows 10のマルチデバイスにも対応

Windows 10では、Universal Windows Applicationというコンセプトの下、1つのアプリケーションがPCのデスクトップアプリケーションとして動作するだけでなく、スマートフォンからタブレット、大画面モニタなどのさまざまな形態のデバイスで実行されることが想定されています。

RAD Studioでは以前のバージョンから、動作環境によって自動的にユーザーインターフェイスのレイアウトなどが画面サイズなどに最適化される、「FireUI」と呼ばれるユーザーインターフェイスのフレームワークとコンポーネントを搭載。1つのアプリケーションをWindowsやMacOSのデスクトップアプリから、iOSやAndroidのタブレットやスマートフォンなど、さまざまな環境に対応させることが可能でした。

Windows 10対応アプリケーションでもこのFireUIを活用して、1つのアプリケーションをさまざまなデバイスに対応させることが可能になっています。

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また、Windows 10では新しいルック&フィールに対応したモダンなUIコンポーネントが登場しており、RAD Studio 10ではこれもサポート。しかも、新UIコンポーネントはRAD Studioが自前で実装しているため、モダンなUIコンポーネントを用いたアプリケーションは、Windows 8やWindows 7などでもそのまま実行可能になっています。

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すべての旧バージョンユーザーに特別価格で提供

RAD Studio 10 Seattleは9月29日まで発売記念価格のキャンペーンによる割引価格で提供されますが、今回はすべての旧バージョンユーザーにも特別価格で提供するとのこと。20年前に登場したDelphiの最初のバージョンであっても対象になるとのことです。

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カテゴリ 開発ツール / 言語 / プログラミング
タグ  開発環境


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