Amazonクラウド、2テラバイトのSSD、60GBメモリ搭載で12万IOPSを実現するインスタンスを発表

2012年7月20日

ハードディスクドライブよりも圧倒的に高速なSSDをローカルストレージとして搭載し、10ギガビットイーサネットで接続されたインスタンスを、Amazonクラウドが発表しました

【AWS発表】 2TBのSSDを持つ、ハイ I/O EC2 インスタンスの登場 - Amazon Web Services ブログ

この「ハイ I/O クワドラプル エクストラ ラージ」インスタンスを準仮想化で利用した場合には、12万IOPS(4KBブロックのランダムリード)の性能を発揮し、I/O負荷が集中するようなデータベースサーバを従来よりもずっと高速に実行可能です。

スペックは以下。

コスト半分で同一スループット、レイテンシは短縮

Amazonクラウドは今年1月から、SSDを用いたNoSQLデータベースサービス「DynamoDB」の提供を開始していました。DynamoDBは応答速度を設定できる高い性能とスケーラビリティが特徴です。

おそらくAmazonクラウドはここでSSD対応サーバの大規模展開の経験を積み、今回の汎用的なインスタンスへの展開へとつなげたのではないでしょうか。

The Netflix Tech Blog: Benchmarking High Performance I/O with SSD for Cassandra on AWS

動画配信サービスのNetFlixは、ブログにポストした記事「Benchmarking High Performance I/O with SSD for Cassandra on AWS」で早くもSSD対応インスタンスのベンチマークを行っています。

それによると、既存のハードディスクをベースにしたインスタンスで展開した場合よりもコスト半分で同一スループット、平均的なリードのレイテンシが10ミリ秒から2.2ミリ秒へ短縮されたことが結論として示されています。

これまでクラウドでのI/O性能の改善は、一般にスケールアウトのアーキテクチャによって解決されてきました。しかしこれは既存のアプリケーションに対してもアーキテクチャの変更を迫るものであり、比較的高いハードルでした。それがSSD対応インスタンスの登場によって、より手軽かつ強力なI/O性能のスケールアップが可能になったといえそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

タグ : Amazon , SSD , クラウド , ストレージ



≫次の記事
富士通の旗艦、館林データセンターが電源障害でダウンし、金融機関やニフティクラウドに影響。日経コンピュータ誌
≪前の記事
連載マンガ Mr. Admin:ベテランほど無線LANがつながらない

Loading...

Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。新しいオンラインメディアの可能性を追求しています。
詳しいプロフィール


Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



Publickey 最新記事 10本

Publickey Topics 最新記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig

fig



blog comments powered by Disqus