セールスフォース、誰でも無料で使える企業内ツイッター「Chatter.com」公開。日本語対応で利用者数上限なし

2011年1月31日

セールスフォース・ドットコムは、登録すればだれでも無料で使える企業向けマイクロブログサービス「Chatter.com」を公開しました。

Chatter.comは企業向けに特化した、ツイッターのようなコラボレーションツール。つぶやきは同一ドメイン名のメールアドレスを持つ企業内メンバーだけに届くように管理され、企業内に限られた情報も安全に共有できる仕組みになっています。

Chatter.comは昨年12月に行われた同社のイベント「Dreamforce」で、2011年2月から開始すると発表されており、予定通りの公開となります。

Chatter.com - chatter.com

基本的な機能はSalesforce Chatterと同じ

これまでChatterは、Saleseforce CRMユーザー、もしくはSalesforce CRMユーザーが招待した同一企業内ユーザーだけが利用できました(前者がSalesforce Chatter、後者はChatter Free)。

今回公開されたChatter.comは、Salesforce CRMなどのライセンスを一切持っていなくとも、登録するだけで無料で利用可能です。利用期限や一企業あたりの登録人数の制限などもありません。

Chatter.comは、実質的にはすでに日本語化されているSalesforce Chatterを基に、外部ドメインへと切り出して提供される形式のサービスで、現時点で日本語対応も完了しています。

提供される機能は基本的にはSalesforce Chatterと同じ。ただし、「オブジェクト」と呼ばれるERPやデータベース、CRMといったアプリケーションや、顧客名簿やExcelファイルなどのドキュメントをフォローすることがSalesforce Chatterではできましたが、Chatter.comではオブジェクトのフォローはできず、フォローできるのは人とグループだけとのこと。

Chatter.comはフリーミアム戦略

なぜセールスフォース・ドットコムはこうした機能を無償で提供するのでしょうか? 「Chatter.comでFacebookやTwitterと対抗する訳ではない」と、セールスフォース・ドットコム 執行役員 プロダクトマーケティングの榎隆司氏。

「ソーシャルメディアは大事だけれど、どうやってエンタープライズで使うのか? イメージがわかない方々も多いと思う。私たちはそれをすでにChatterで実証しているし、それを実現するサービスを用意している。そこで、これ(Chatter.com)を多くのお客様に提供し、使ってもらったうえで、さらにSalesforce CRMやForce.comなどのお客様になることにつながれば、と考えている」

つまりChatter.comは有償サービスを使ってもらうためのフリーミアム戦略であることを明かしてくれました。そのため、Chatter.comからSalesforce CRMなどへのマイグレーションパスは容易になっており、データのエクスポートなどなく、そのまま移行できるようになっているとのことです。

また、現在のChatter.comの機能は同一企業内でのコラボレーションに限られていますが、組織をまたがったコラボレーション機能も「予定として明らかにはしていないが検討している」(榎氏)とのことです。

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タグ : Salesforce.com , Twitter



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