[PR]HTML5など最新のWeb技術を海外のトップクリエイターらから学ぶイベント、Web Directions East

2010年11月7日

オバマ大統領の選挙キャンペーン用Webサイトのデザインを担当していたスコット・トーマス氏や、jQueryの開発者ジョン・レシグ氏、W3CでXMLを策定した一人であり、現在はEPUBでの縦書きなど日本語対応などで中心的役割を果たしている村田真氏、HTML5に関する著名人の一人ブルース・ローソン氏など、そうそうたるメンバーが集まり最新のWeb技術について解説してくれるイベントが11月13日から開催されます。

Web Directions East 2010

それが「Web Directions East」です。

もともとはオーストラリアで始まったイベント「Web Directions」の日本版が「Web Directions East」。代表者の菊池崇氏に、概要や見所を聞きました。

―― Web Directions Eastを主催している団体はどんな人たちで構成されているのでしょう? 海外の本体、日本の主催団体などについて教えてください。

Web Directionsは2004年からはじまり、オーストラリアで行われているもっとも古いWeb Directions Southは、6回目の開催をむかえました。現在では、日本を含めて世界4カ国で開催されています。

Web Directions Eastは、菊池崇、大本あかね、長谷川恭久、オリ・スタッドホルムの4名で構成され、日本のITの普及をモットーに集結しています。海外ではWeb Directionsの本体がWeb Directions USA、Web Directions South、Web Directions @mediaを統括しています。

―― 今回日本で開催されるイベント「Web Directions East」のイベントのコンセプトはどういったものですか?

Web Directions East のイベントのコンセプトは「ウェブの可能性を活かし未来を創る人」と「世界のキーパーソン」が集まるカンファレンス、がコンセプトです。ウェブの新しい技術や新しい視点で次のビジネスのプラットフォームをつくる人をあつめ、その人たちに世界中のスピーカーがインスピレーションを与えることを目指しています。

また、Web Directionsの全体のコンセプトとして、Directionsという名前にあるように、Webの少し先のDirections(方向)を照らすことをコンセプトとしています。

Web Directionsはセッションとコマーシャルを切り離すことをルールとしています。つまり、企業のが壇上される場合でもサービス・製品の紹介ではなく未来を踏まえたビジョンを話してもらうようにしています。

―― Web Directions Eastは、海外で行われているWeb Directions NorthやWeb Directions Southなどと同じ内容なのでしょうか?

Web Directions East(WDE) は米国や欧州などのWeb Directionsとスピーカーの数に差はあれど基本は同じ内容です。ただし、日本の事情に合うようにスピーカーには講演内容を調整をしていただいています。

例えば今年のWDEでは、モバイルのセッションやワークショップでは日本はまだスマートフォンが海外ほど普及していないことも加味していただくようにしています。講師が英語で解説を行う場合でも、同時通訳用意していますので、このこともWDEに参加されやすいメリットだと考えています。

金額面のお話をすると、WDEは他のWDシリーズに比べて半額近い価格で提供しています。これも日本の市場にあわせた価格設定です。

―― Web Directions Eastのみどころをカンファレンス、ワークショップそれぞれ教えてください。

世界のトップクリエイターに会うことが誰でも参加できるオープンなカンファレンスがWDEの最大に魅力とも言えます。

イベントは「カンファレンス」と「ワークショップ」に分かれています。

カンファレンスは全部で「デザイン」「マーケティング」「W3C」の3つのトラックで構成されています。デザイントラックでは主に開発が中心になりますが、デバイスに対応するためのノウハウや表現の仕方についてツールを世界中に公開している方を中心に講演してもらいます。

マーケティングトラックではソーシャルメディアに関する考察を国内外の視点で語ってもらうセッションを幾つか用意しています。W3Cトラックは主に仕様に関するコアな話題が中心。今、日本でも注目を浴びているEPUB に関する最新情報もカンファレンスで聞くことができます。

カンファレンスの基調講演ではオバマ大統領のWebをリードした ScottThomas(スコット・トーマス)氏が登壇します。彼のプロジェクトでの情報設計、戦略をの手法を学ぶことによって、ユーザーに本当にメッセージを伝えられるウェブデザインが何かを理解できるようになると思います。

ワークショップの見所は、カンファレンスで講演する以下の4名が直接講義をするところです。

  • ジョナサン・スターク「CSS, JavaScript, HTML を利用したiPhone & Android アプリケーションの構築」
  • ブルース・ローソン「セマンティックと構造を意識したHTML5サイトの構築」
  • ジョン・レシグ「jQuery と jQuery UI の講座」
  • ステファニー・サリバン・ルイス「使いやすい、美しいを実現する CSS3 活用講座」

普段はウェブサイトや書籍でしか触れる事ができない彼らから実際に技術を学ぶ絶好の機会です。ワークショップならではの少人数での会話を通して学べることも少なくありません。HTML5,CSS3, AndroidやiPhoneのようなスマートフォン対応, そして最近 jQuery Mobile のリリースで話題のjQuery について学ぶことができます。

―― ありがとうございました。

Web Directions Eastは、W3Cもスポンサーとなっていてすばらしい講師陣による解説を聞くことのできるイベントです。この記事で記事でWeb Directions Eastに興味を持った方は、Web Directions EastのWebサイトから申し込んでみてください。参加は有料で、カンファレンスの参加費が4万9000円。4つのワークショップのいずれかへの参加費も4万9000円です。

ただしPublickeyの読者には特典を用意していただきました。申し込みページの「プロモーションコード」欄に「wdepbk」とご記入いただくと、上記の参加費から1万円分割引になります。

これは通常、ブログ経由での申し込みがあるとブログ主がアフィリエイト料金を受け取れる仕組みになっているのですが、今回は僕がそれをもらわない代わりに事務局にお願いして設定していただいた特別価格です。ぜひご利用ください。

(情報開示:そんなわけで、この記事は[PR]と明記していますが、現実にはこの記事によるPublickeyの金銭的なメリットはありません。ただし、通常の紹介記事とは違い、WDE事務局の依頼から始まった記事であり、内容もイベントの宣伝になっていることからPR扱いにしています)

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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