「IT予算の7割は運用に使われている」は日本企業だけの課題ではなかった

2010年9月29日

企業がITに使う予算のうち、7割が既存システムの運用や維持に使われているため、新規投資はわずか3割程度しかない。

この話は企業のITシステムが硬直化している理由としてよく知られており、実際に僕も情報部門や企業の役員からこうした実体を聞く機会があります。

しかしこの実態は日本国内だけではなく、海外でも同様のようです。

海外でも予算の7割が運用

先週サンフランシスコで行われたOracle OpenWorldの基調講演に立った、ヒューレット・パッカードのエンタープライズビジネス担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのアン・リバモア氏は、次のようなプレゼンテーションを示し、予算の70%が既存システムの運用に使われていることで、企業のIT予算が硬直化していることを示しています。

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アン氏は、これを解決するソリューションとしてインフラストラクチャーの仮想化、自動化、最適化とオペレーションの標準化を提案。そのうえでアプリケーションを最新のものにするべきだとしています。

これで分かるのは、日本でも海外でも企業の悩みは共通であり、つまり運用にお金がかかりすぎるため、新しいサービス開発などのため戦略的に使える金額が少ないということです。

海外のエンドユーザーは日本より進んでいるという話は多い一方で、基本的な課題は似ているところがあるのですね。

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カテゴリ 業界動向 / IoT / その他
タグ  システム運用


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