ガートナー「ハイプサイクル2010」を発表。3Dテレビ、クラウド、アクティビティストリームがいまピーク

2010年10月12日

米調査会社のガートナーが「Hype Cycle for Emerging Technologies, 2010」を発表しました

ハイプサイクルとは、新しく登場したテクノロジーは大きな期待と注目を集めた後、いったん盛り上がりが冷めて、その後普及期に入ると再び注目されるようになるという、同社が発見したハイプ曲線に沿って、現在注目されているテクノロジーを並べたものです(参考:ハイプサイクル - @IT情報マネジメント用語事典)。

fig Hype Cycle for Emerging Technologies, 2010。図が大きいので、上記はその左側の一部

今回発表されたハイプサイクルには、企業向けだけでなくコンシューマ向けのテクノロジーも含まれています。

2010年版の「過度な期待」のピークにあるのは、ワイヤレス給電、3Dテレビ、Facebookが採用している、知人が何をしているかを時系列に並べたアクティビティストリーム、クラウドコンピューティングなど。

ピークを過ぎ「幻滅期」に向かって落ちているのが、Twitterのようなマイクロブロギング、電子書籍リーダー、高精細な電子会議のテレプレゼンス。

そしていままさに幻滅期のどん底にあるのが、セカンドライフのようなPublic Virtual World、そしてCGM(コンシューマジェネレーテッドメディア)。

右側に途切れていますが、モバイルアプリケーションストアやバイオメトリクス認証などは、幻滅期を無事に乗り切って、啓蒙活動期へさしかかっています。

では、これからピークへ向かうテクノロジーにはどんなものがあるのか、左側のテクノロジーの黎明期に目を向けてみましょう。すると、ビデオサーチ、3Dプリンティング、会話翻訳、インターネットTV、プライベートクラウド、拡張現実感(オーグメントリアリティ)などが並んでいます。

あわせて読みたい

業界動向




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本