Windows 7、導入にはSP1まで待つべきかどうか。3人と1社の言い分を並べてみた

2009年10月30日

Windows 7が発売されて一週間。その導入には、「SP1を待つべき」だとコラムニストが書く一方で「いやいや待つ必要はない」、という調査会社の意見もあります。

個人ユーザーにとって、SP1まで待つかどうかはそれほど大した問題ではないと思いますが、企業ユーザーにとってはOSの大量導入をどのタイミングで行うかは、それなりに大事な問題。タイミングには慎重にならざるを得ません。

果たしてSP1まで待つべきなのかどうか、両方の意見をまとめてみました。

SP1まで待つべき派

Windows 7への移行はSP1まで待つべきか? - @IT

SP1まで待つべき派は、eWEEKのDon Reisinger氏。日本語訳の記事は「Windows 7への移行はSP1まで待つべきか?」と疑問調のタイトルですが、原文のタイトルは「10 Reasons to Stick with Windows XP Until Windows 7 Service Pack 1 」。直訳すると「Windows 7 SP1が出るまでXPを使い続ける10の理由」となっています。

Reisinger氏は真っ先に、「同社がリリースしたOSはすべて、バグやセキュリティホールなどの問題を抱え、、同社は急いでパッチを出すことになった。Windows 7も同じようになるのはほぼ確実だろう」こう指摘し、SP1まで待つ最大の理由として挙げています。

そのほか「セキュリティは大丈夫か、XPサポートはまだ続く、XPのソフトもよくなっている(IE8などのリリースで)」などの理由を挙げ、

結局のところ、急いでWindows 7に乗り替えることはない。最新のOSではあるが、ほとんどの企業にとっては、ちゃんと機能しているOSの方が未知のOSよりもいい。待ってみた方がいい。

としています。SP1まで待つ派は、実は彼一人。あとは全員、待つ必要はない派、なんですね。続いて彼らの意見を紹介しましょう。

SP1まで待つ必要はない派

Windows 7 And You: Wait For The Service Pack? - Business Center - PC World

SP1まで待つ必要はない派。筆頭として紹介するPC WorldのTech Inciter氏は、マイクロソフトはパッチを素早く提供するようになったので、もうService Packを待つ必要はない、と言います。

it is important to realize that Windows service packs are not what they used to be. There was a time when service packs were the primary vehicle for delivering fixes for Microsoft operating systems.

Service Packは以前のそれとはもう違うものだと気付くのは大事なポイントだ。かつてService packはOSの修正を届けるための主要な方法だった。

That has changed. Today, Microsoft issues a stream of patches throughout the product's lifetime, with service packs used to "roll-up" all of the fixes into a single piece of software that will install all the patches released to-date.

でもそれは変わった。現在では、マイクロソフトは製品のサポート期間中ずっと、連続的にパッチを提供するようになっている。Service Packはそれを1まとめにして提供するものなのだ。

また、「SP1なんて忘れろよ」と強気なのはInformationWeekのDave Methvin氏。

Given that the core of Windows 7 is more a refinement of Vista than the jarring XP-to-Vista bucket o' unfinished changes, waiting for Windows 7 SP1 doesn't seem necessary or useful.

Windows 7のコアはXPからVistaへのごちゃごちゃした変化というより、Vistaをより洗練させたものだといえる。Windows 7 SP1を待つ必要はないんじゃないかな。

企業のWindows 7導入、「SP1は待たなくていい」とGartner - ITmedia News

そしてだめ押しするのは、IT業界で大きな発言力を持つガートナーのこの一言。「SP1は待たなくていい」。

ガートナーはその理由を次のように説明しています。

広範にβテストが行われていることや、Microsoftが毎月フィックスを提供していることなどから、SP1はかつてのような導入の目安ではなくなっていると指摘している。

どうやらWindows 7についてはSP1を待たなくていい派が優勢のようです。あなたの意見はいかがですか?

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タグ : Windows



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