SQL AzureとSQL Serverは同じコードからブランチしたもの、互換性はさらに高めていくとマイクロソフト

2009年12月4日

マイクロソフトの基本的なクラウド戦略は、クラウドであるWindows AzureとオンプレミスのWindows Serverの互換性をできるだけ高めることで、開発者やユーザーがどちらでも利用できるようにすることだ、ということを先週公開した記事「マイクロソフトのクラウド戦略はオンプレミス=Windows Serverとの互換性」で書きました。

このクラウドとオンプレミスの互換性を高める戦略は、データベースサーバであるSQL AzureとSQL Serverについても明確に打ち出され、実現されていることが12月3日にブロガー向けに行われた説明で明らかにされました。

SQL AzureはSQL Serverのコードからブランチしたもの

Windows Azure上で稼働するリレーショナルデータベースサービスのSQL Azureは現バージョンの開発が完了しており、そのソースコードはSQL Server 2005以前から続くSQL Serverのメインラインからブランチして開発されたものだとマイクロソフトは説明。「SQL AzureとSQL Serverはシングルアーキテクチャだ」(エグゼクティブ プロダクトマネージャの斎藤泰行氏)としています。

fig SQL ServerのメインラインのコードからブランチしてSQL Azureが開発された。また、SQL Azureの開発からSQL Serverへのフィードバックもある

その証拠に、ノートPCで立ち上げたSQL Serverの管理ツール(もともとSQL Azureの利用は想定していないツール)から、クラウド上で稼働するSQL Azureに対して、リモートのデータベースサーバへ接続する手順でそのまま接続。普通のSQL Serverと同じように内容を参照し、管理できることがデモンストレーションされました。

fig 管理ツール「SQL Server Management Studio」で、ローカルのSQL Serverと、クラウド上のSQL Azureの両方に接続。それぞれのバージョン番号も確認できる

また、管理ツールからSQL Azure、SQL Serverそれぞれのバージョンを参照すると、すでに開発が完了しているSQL Azureのバージョンが10.25。現在開発の最終段階にあるSQL Serverは10.50と、わずかにバージョンが異なっていることが見て取れます。

管理ツールと同様に、SQL Server用に開発されたデータベースアプリケーションも、接続先の設定をSQL Azureにするだけでそのまま利用可能なこともデモンストレーションで示され、SQL AzureとSQL Serverの互換性の高さがアピールされました。

fig SQL Server用に開発されたアプリケーションでも、接続先をSQL Azureに切り替えるだけでそのまま利用できた(当然ながら同じデータベースがSQL Azureにもあることが前提)

今後も両者の互換性を高めていく

SQL AzureとSQL Serverは、SQLレベルでは完全に互換性があるとのことで、今後は周辺機能についてもさらに互換性を高めていくと説明がありました。

さらに現在、最大で10GBの上限があるデータベース容量については、データセンターの増強とともに近い将来、さらに大きな容量についてのプランもアナウンスする計画があるとのことです。

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タグ : Microsoft , クラウド , リレーショナルデータベース



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