SaaSを導入しない最大の理由は価格。日米の調査結果ともに

2009年7月9日

米国と日本の調査会社が、同じタイミングでSaaSの見通しにネガティブな調査結果を発表しています。両調査ともに、SaaSを導入しない最大の理由は価格だという結果です。

ガートナーの調査結果

米調査会社のガートナーは、SaaSの満足度について333の企業ユーザーに対して行った調査結果を発表しています。この調査結果をITproが報道しています。

この調査結果では、58%の企業が今後2年間はSaaSの導入を現状程度にとどめる、と回答しており、32%の企業が利用を拡大すると回答しています。

Gartner found that 58 percent of organizations will maintain current levels of SaaS in the next two years, 32 percent will expand, 5 percent will discontinue and 5 percent will decrease levels.

また、SaaSの導入を見送った企業の42%が価格が高いことを理由にあげており、インテグレーションの難しさを理由にした企業は38%、要件を満たせなかったことを理由にした企業は33%でした。

Forty two percent cited high cost of service, 38 percent said difficulty with integration and 33 percent said the solution didn't meet technical requirements.

矢野経済研究所の調査結果

日本の調査会社である矢野経済研究所は、国内企業677社に対してITアウトソーシングの導入実態と利用意向に関する調査結果を発表しています。CNET Japanが結果を報じていました。

この調査では、SaaSを利用している企業はわずか2.2%、83.9%の企業が今後の利用意向がなく、「SaaSの利用意向がない理由」では、「コスト面のメリットを感じられないから」が30.4%と最も多かった、とあります。

ガートナー、矢野経済研究所ともに、SaaSを採用しなかった最大の理由が価格だったというのは非常に興味深い点です。今後のSaaSベンダの戦略にも影響を与えていくのかもしれません。

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