HTML5ではWebブラウザの互換性が確実に向上する、なぜなら...

2009年7月28日

HTML5 Draft

なぜなら、HTML5の仕様書には「9.2 Parsing HTML documents」という、HTML文書をパースする処理方法についての記述が含まれているためです。

HTML5以前の仕様書には、WebブラウザがHTML文書をどうパースすべきかといった詳細には触れておらず、どのタグはどう解釈すべきか、といったことだけが記述されていました。

jQueryの作者であるJohn Resig氏は先日ブログで「HTML 5 Parsing」というエントリを公開していますが、その中で次のように書いています。

One of the biggest wins of the HTML 5 recommendation is a detailed specification outlining how parsing of HTML documents should work.

HTML5仕様のもっとも大きな勝利の1つが、HTML文書のパースをどのようにすべきかということが詳細に記述されていることだ。

the parsing section is one that is almost universally appreciated by browser vendors. Once browsers start to implement it users will enjoy the improved compatibility, as well.

(仕様書の)パースに関するセクションは、ブラウザベンダに歓迎されるだろう。そしてそれが実装されれば、ユーザーはより向上した互換性の恩恵を受けられるだろう。

そして実際にGeckoでの実装が始まったことが、HTML5の仕様策定を行っているWHATWGのブログでアナウンスされました。

今後、Webブラウザはいまより高度な互換性を実現することで、どのWebブラウザを選んでも基本機能には変わりがないものとなり、ユニバーサルクライアントとして安心して使えるようになっていくのでしょう。これはWebデザイナーにとってだけでなく、Webアプリケーションを構築するプログラマ、業務アプリケーションを運営する情報部門やそれを利用するエンドユーザーにとってもメリットがあるはずです。

一方でWebブラウザ間の競争では、より高速に動作し、より安定して、より拡張性に富み、使いやすい、といった部分にフォーカスがあたることになるでしょう。

関連記事 on Publickey

参考記事 on the Web

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

タグ : HTML5 , Webブラウザ , Web標準



≫次の記事
データセンターでドミノ倒し
≪前の記事
「デスクトップ仮想化」に関連する技術を整理してみる

Loading...

Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。新しいオンラインメディアの可能性を追求しています。
詳しいプロフィール


Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



Publickey 最新記事 10本

Publickey Topics 最新記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig

fig



blog comments powered by Disqus