Amazonクラウドが大規模分散処理の機能を強化。SQLライクな検索ができるHiveを搭載へ

2009年10月 5日はてなブックマーク del.icio.us Twitter
タグ : Amazon , クラウド
Amazon Web Services Blog: New Elastic MapReduce Goodies: Apache Hive, Karmasphere Studio for Hadoop, Cloudera's Hadoop Distribution

クラウドのサービスを提供するAmazon Web Servicesは10月2日、新機能として「Apache Hive」をサポートするとブログで明らかにしました

Hiveは、もともとFacebookが開発した、MapReduceによる大規模分散処理のオープンソースフレームワーク「Hadoop」と組み合わせて利用するフロントエンドアプリケーションです。Hive QLというSQLに似た言語でHadoop上のデータを操作できるため、柔軟でアドホックな問い合わせを簡単に実現できるようになり、Hadoopを基盤としたデータウェアハウス的な処理がいままでより容易に構築できるようになります。

すでにAmazonはHadoopを、ウィザードのような簡単な操作で実現するサービスを提供しています。Hiveも以下の画面のようにウィザードから操作できるようになっています。

fig Hadoopのウィザードから、Hiveのスクリプトを実行するか、対話的に命令を入力するかなどが選べる(Amazonのチュートリアルビデオから)

また、統合開発環境のNetBeansからHadoop処理の開発、デバッグ、展開などが可能になる「Karmasphere Studio For Hadoop」のサポートも開始したと発表しています。

AmazonクラウドはPaaSへ向かうのか?

Amazonが提供するAmazon Web Servicesは、そもそもサーバとストレージなどの提供を基本とするIaaS(Infrastracture as a Service)です。しかし、Hadoop、Hiveの提供によってクラウドをデータウェアハウスとして利用しやすくするなど徐々にPaaS(Platform as a Service)の色彩を濃くしはじめています。と同時に、Amazon Private Cloudの提供によって企業による利用を打ち出してもいます。

PaaSのレイヤは、グーグルのGoogle App Engine、マイクロソフトのWindows Azure、そしてセールスフォース・ドットコムのForce.comなどがサービスを展開する激戦区。AmazonはIaaSの強みを活かしつつ、このレイヤでの戦いを挑むつもりなのでしょうか?


次の記事≫ Google WaveとSalesforceの連係。ボットが問題解決を助けてくれる
前の記事≪ マイクロソフトも配布を開始したjQuery、今後のバージョンでは大幅な性能向上とモバイル対応へ

Loading...

お知らせ:Publickeyはドメインを移転しました。新しいURLは、「http://www.publickey1.jp/」となりました。

Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。新しいオンラインメディアの可能性を追求しています。
詳しいプロフィール


Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
RSSリーダーで : Feed
≫ 過去の記事を読む




アーカイブ  (最新記事10)

バックナンバー

2010年3月
2010年2月
2010年1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年9月
2009年8月
2009年7月
2009年6月
2009年5月
2009年4月
2009年3月
2009年2月

Trackbacks (TrackbackURL:http://www.publickey1.jp/mt/mt-tb.cgi/329)

  • (トラックバックは承認後に掲載されます)

Comments